韓国を代表する元プロレスラーが現地時間の今日(10月26日)亡くなった。
韓国名は金一(キム・イル)だが実は本名ではないらしい。プロレスラーを目指し韓国から日本に来たが1959年に密入国のため逮捕、結局力道山が身元引受人になって釈放されることから彼のレスラー人生は始った。翌1960年に日本プロレスに入門した馬場正平や猪木寛至、マンモス鈴木とともに『若手四天王』、鈴木が脱落してからは『若手三羽ガラス』と呼ばれていた。が、結局馬場と猪木の影で、本当の意味でトップになることはなかった。日本プロレスが倒産してからは、新日本プロレスで猪木と一騎打ち、全日本プロレスで馬場とも試合をしたり、かと思えば短期間だが国際プロレスにも入団したり、日本では色んなとこを渡り歩いてた。
地元韓国ではプロレス一時代を築きあげたくらいの英雄になった。ただ、彼が現役を退いてからは、韓国プロレスも下火。要するに、『韓国プロレス=金一』と言っても過言じゃないんだろうと思われる。アメリカでもLAやTexasでそこそこの活躍をした。
と、まぁ偉そうに書いてるが、実は彼の試合をリアルタイムで見たことはあまりない。丁度自分がプロレスを見始めて一、二年で日本では試合をしなくなったからだ。だが昔のビデオを見たりすると、一部のオールドファン達が言うほど酷いレスラーでもない様な気がする。
いずれにせよ、アジアのプロレス史に名を残す人物であることには変わりはない。
また一人、昭和のプロレスを思わせる人物が亡くなった。
RIP…