獣神サンダー・ライガー in New Jersey

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今夜は、ニュージャージー州ローウェイで行われたJAPW(ジャージー・オール・プロ・レスリング)というプロレス団体の大会を見に行った。

この団体の試合は見たこともないし、Rahwayという町自体行ったこともなかったが、あの獣神サンダー・ライガーが来るというので、いつも一緒に行く友達プラスそれぞれの嫁さんの、計6人で行ってきた。ちなみにうちの嫁さんにとっちゃ、これがプロレス初観戦。

初めての団体とはいえ、この辺の中規模団体ってのは、大体同じような選手が出るんで、全然知らない顔ぶれってわけでもなく、そのうえ、最近連続してウェストチェスターで見たような、普段あまり興行やってない団体とは違い、十年以上やってるとこなんで、それなりにまとまってた。ちゃんと8時に始まり、11時に終わった。

前半、日本の団体『ZERO1』でも常連のスティーブ・コリノが出てきて、エディ・キングストンという選手と試合。コリノ、やたらこっちを見てるなぁと思ってたら、試合の途中で、こっちに向かって叫んでる。最初は、スペイン語で「mucho」って言ってんのかなと思ったら、よくよく聞くと、我々日本人に、「もう一丁!」と叫んで欲しかったらしく、それに気付いた自分は、思わず本人に向かって、「Oh, now I got it! (あ、やっとわかった。)」と叫び、リクエストに答えてしまった。直後にコリノは負けたんだが。(笑) まさか、その日本人の一人が時々メールをやり取りしてる相手だとは、本人も思ってなかっただろう。

セミファイナルは、なんでも有りのタッグマッチで、ネクロ・ブッチャーが登場。映画『The Wrestler (レスラー)』で、ミッキー・ロークの演ずる『ランディ・ザ・ラム』と血みどろのデスマッチをやってた、髭もじゃのおっさんといえば、覚えてる人もいるかもしれない。なんか、試合の半分以上が場外乱闘で、終いにはうちらも各自椅子を持ったまま逃げ回ってた。ちょっと乱闘が長すぎたかな。

セミが終わると、場内は、ライガーへの声援で盛り上がる。そりゃそうじゃろ。90年代が全盛期だったかもしれないが、多くのファンにとっちゃぁ、生で見るのは初めてのレジェンド中のレジェンド。相手は何度も来日しているホミサイド。場内の声援は二つに分かれるが、ややライガーの方が上だったような。最終的にはライガーが負けたけど、試合後、ホミサイドは選手の殆どをリングサイドに集め、マイクでライガーに対する敬意を表す。音響が悪いんで、あまり聞き取れなかったけど、「あなたがいたからこそ、今の我々があるんだ。」っぽいことも言ってたかな。最後はライガーにマイクを渡し、「Thank you, America! Thank you very much!」でシメ。

他の試合も含め、全体的にバランスが取れてて、よかったと思う。一時間運転は面倒だが、でも誰が出場するかによっては、また来てみてもいいかも。

ところで、休憩時間中、一緒にいた友人の一人が、$20払うと控室にいるライガーと一緒に写真撮れるってことで、「みんなで一緒にどう?」と誘ってくれたもんで、6人でぞろぞろと部屋に押し寄せてった。

ここからは同郷の人にしかわからんネタなんで、適当にスルーしていただければ。

Hisa「一つ質問していいっすか?」

ライガー「あ、はい、どうぞ。」

H「海田(広島市の隣町)にいらっしゃった時、ジムかなんかで一緒だった、Iさんって覚えてます?」

まさか、ニューヨーク近辺でいきなり超地元ネタで話をふられるとは、本人も思ってなかったのか、驚いてるっぽい。

ラ「海田? 海田には高校の時にいてねぇ…」

H「はい、その頃、ジムかどこかで、Iさんって方、いませんでした? 空手やってる人で…」

ラ「あれ? Iさんだったら空手じゃなくて…」

H「あ、ボディビルかも。」

ラ「あ、そうそう。あれ、でも…、え!?」

H「友達なんですよ。同じ町で。」

ラ「うわ、世の中狭い! よろしく言っといてください。」

満更無理して話を合わせてくれてた雰囲気でもなかったし、結構本気で驚いてるような感じだったんで、おそらく本当にIさんは覚えてもらってるらしい。(笑)


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