新日 1/4 東京ドーム

カテゴリー: 『puroresu』 , 観戦 [テレビ、オンライン]

今回でとりあえず最後となった新日本プロレスの東京ドーム大会。今回のテーマは、長州力が連れてくる、俗にインディと分類化される比較的小さい団体の選手達と、メジャー団体としてぬるま湯に浸かっている新日本の選手達の対決。新日では前回のドーム大会あたりから内部事情の面で色々あったが、その効果か、過去数回の中では面白かった。

メインイベントは、テーマからは外れてるが、王者ブロック・レスナーに中邑真輔が挑むIWGPヘビー級選手権。レスナーが本当に長期政権なら、まぁあれくらいしかやり様がないのかも、といった内容の試合。でも中邑あたりが相手なら、もう少し面白い試合ができないとレスナーもチャンピオンとして飽きられる可能性があるなぁ。試合後の記者会見で中邑も言ってた様に、レスナーってアマレスでええとこまで行った選手の割には不器用に見える。プロとしての経験があまりないのに、WWEで売り出され過ぎた結果かな。でも新日に引き続き参戦して上手くなってほしいってのもある。

新日ジュニアヘビー級の重鎮である金本浩二は、ZERO1-MAXの大谷晋二郎と対戦。大谷が新日にいたころはジュニアで人気だったライバル同士の組合せ。でも今や橋本真也亡き後のZERO1-MAXのエースとしてヘビー級で活躍している大谷とは、確実にパワーの差があった。普段ZERO1-MAXでどんな試合してるのか知らんけど、オーバーなリアクション乱発の新日時代と比べたら、貫禄が出てた。

以前新日のプロデューサーだった上井文彦が去年旗揚げした団体ビッグ・マウス・ラウドからは、同じく元新日の柴田勝頼と村上和成が参戦。「新日には戦いがない」と言って出てった選手達だし、もともと注目してた二人なので、今回の試合にも興味があった。

柴田はかつてのライバル棚橋弘至と対戦。柴田がケンカっぽい試合をするのに対して、時々観客にアピールしたりして無駄な間を空ける棚橋。せっかく前回褒めたんだから、もうちょっと『戦い』を見せてほしかったなぁ。

個人的に一番面白かったのは村上と、今や新日ではかなり中途半端な位置にいるとしか思えない永田裕志の試合。この二人は本当に凄い戦いを見せてくれた。村上はいつものとおり狂気がこもった目つきで攻めまくり、それに対抗して永田も「あ、いっちゃってる?」とも思える様な顔つきで対抗。一瞬、村上の腕を本当に折ってしまうんじゃないかとも思えた。…って言えば大げさかもしらんが、それくらい殺気があった試合だった。やっぱ80年代初期のの新日を見て育った自分にとっては、これくらいやってくれないと新日じゃない。

あとの試合は……、

あんまり覚えてねぇわ。(笑)


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