「プロレスにおいて自分が持ってるものや成し遂げてきたこと全ては
我らの主イエス・キリストによるもの。
彼こそが自分の救い主であり、自分の才能は全て主から与えられている。」
- エディ・ゲレロ
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アメリカとメキシコの国境の近くで、プロレス家族の一員として誕生。父ゴリーと兄のチャボ、マンド、ヘクターもプロレスラー。後に3歳下の甥チャボJr.もプロレスラーになる。
1987年にメキシコで世界最古の団体EMLLからデビュー以来、AAA(メキシコ)、新日本プロレス、ECW、WCWで活躍した後、2000年には世界最大のプロレス団体WWFに移籍。だが移籍後二試合目で負傷し長期欠場に追い込まれる。以前から既にクリスチャンとしての信仰を持ってはいたが、この頃からアルコールやドラッグに頼る様になり、2001年に逮捕され、まもなくWWFに解雇された。
各地の小さな団体や新日本で試合をしながらWWFの支援でリハビリを続けていたエディは、2001年11月イエス・キリストと『再会』しそれまで以上の信仰生活に入る。時としてリング上から証しを分かち合ったこともあったらしい。
リハビリ後2002年にWWFに電撃復帰、そして昨年2月にはブロック・レスナーを破り、WWE世界ヘビー級選手権を奪取。4ヶ月で王座から転落するが、その後もWWEでは大人気だった。アメリカの多くのファンは彼のことを現在世界で最も上手い選手の一人として賞賛していた。
2005年11月13日心臓発作で38歳の若さで他界。
私生活でも常に笑顔で周りの人達を笑わせたり楽しませたりして親しまれていたエディは、WWE内でもレスラーとしてだけではなく、他の選手や社員の多くに信頼され、ロッカールームであろうと、空港のロビーやバーであろうと、仲間が悩みを打ち明けてきた時には、聖書を読んで相手を勇気付けていたという。
「一度も試合したことはなかったけど、
いつも信仰のことで語り合った。
地上での『最後の息』は、
永遠の命の『最初の息』。
いつか最高の舞台で試合をしよう。
レッスルマニアでじゃなく、
天国で、たった一人の観客、
主の主、王の王、イエス・キリストの前でね。」 - ショーン・マイケルズ
2005年11月13日
追悼の言葉 | |